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第14回殺しながら生きる③

「自分も食われて糞になる。でも自分が生きてる間は、食わせてもらう。それが自然の中において、人間という生き物と、人間が生きるために関わる他の種の生命体とが結ぶ関係です。お互いに生かし合う関係のなかから、殺すという行為が出てくる。殺すことは生き...
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第13回殺しながら生きる②

アポはちゃんととれていなかった。半ば私が押しかける格好となった。 田口洋美さんが教鞭を執られているという東北芸術工科大学、この大学の名前を、私はなかなか覚えられなかった。何度もメモを開き、行き先を確認する。田口さんの著作にひと通り目を通し...
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第12回殺しながら生きる①

ウサギは淋しいと死んでしまう。猫は好奇心で死んでしまう。マグロは止まると死んでしまう。生き物って、いとおしいと思う。 初心にかえって、クロテンについて考えてみる。 犬や猫のような愛玩動物でもない、牛や馬のように働かされるわけでもない、人...
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第11回クロテン人気の終わり②

ソ連の崩壊、経済の自由化にともなって、クロテン人気は落ちていく。 ヨーロッパや中国から格安の養殖ミンクが流入し、価格は暴落した。 インフレによって狩猟に必要な銃や弾など用具価格も高騰、さらに、欧米諸国での動物愛護運動の高まり、また化学繊...
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第10回 クロテン人気の終わり①

「江戸時代の記録を見ると、日本はかなりクロテンを輸出しています。本州にクロテンはいませんが、北海道と樺太にいますからね、アイヌが獲ってきたクロテンを集めてきて、それをサンタン人に売っていた。江戸幕府がかかわったクロテンは、アムールから中国へ...
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第9回 サンタン人のクロテン交易③

ロシアでコサックのエルマーク(第2回「ロシアとクロテン」参照)がシベリア遠征をしていた頃、中国がどうしていたかというと、時代は「明」の後期、国は傾き始めていた。 永楽帝の時代には綿織物の生産など産業が発達し、江南・蘇州が流通経...
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第8回 サンタン人のクロテン交易②

「みんぱく」(国立民族博物館)の佐々木教授にアポをとり、インタビューの了解を得た私は、大阪・千里を目指した。 2月半ばの午後6時。陽はとうに暮れて、外気は冷えている。 万博記念公園駅に降り立つと、高架の向こうにライトアップさ...
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第7回 サンタン人のクロテン交易①

国を越えて人々が文物を交換するグルグル・ポイントが、古来より世界のあっちこっちにあった。 その一つに、18~19世紀にわが国の北方で栄えた、「サンタン」がある。 サンタンとは現在のロシア極東のアムール川下流域とサハリン(...
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第6回 クロテン村の住人

ガタガタ道を走ること数時間、<森の民・ウデヘ>の住む村に到着する頃には、全身が壊れそうになっていた。 乗り物酔いはピークに向かおうとしていた。 手足の先が冷たくなってきた。 朦朧とした意識の中で、ここに至る経緯を振り返って...
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第5回 タイガの一滴

私たちは黄みどり色のエスセブン(S7)に乗って、ハバロフスクへ向かった。 成田から飛行機で2時間半も飛べば着くこの地は、かつて清朝のものだった。当時の清国と帝政ロシアのあいだに交わされた愛琿条約(1858)と北京条約(1860)、この...
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